300年以上の歴史を持つ酒蔵・飯沼本家の敷地内に静かに佇む「きのえね SAKE CAMP」。
都心から約1時間ほど。長閑な風景と木々に囲まれたこの場所には、小鳥のさえずりが美しく響きわたり、澄んだ空気と穏やかな時間が流れています。
気がつけば時代の移り変わりに思いを馳せてしまうような、趣のある蔵や由緒ある建築。代々の当主が住み継いだ古民家レストランで賞味する季節の料理。星空のもと、醸された土地で味わう格別な日本酒。焚き火を囲み、家族や仲間と語り合う夜ー。酒蔵でしか味わえない、あなただけのキャンプ体験を探してみてください。
「おいしい酒づくり たのしい場づくり」を理念に、地域に開かれた酒蔵を目指す飯沼本家。多くの方が日本酒を味わい、その喜びを共有できる場をもっと増やしていきたいー。この想いを形にするため、酒蔵の敷地の一部を活用し、これまでに類のない酒蔵内キャンプ施設をオープン。お車でご来場の方も、当施設に宿泊いただくことで、自然のもとで思う存分、私たちの日本酒「甲子」を楽しんでいただけるようになりました。
大切にしたのは、酒蔵ならではのキャンプ体験。「きのえねSAKE CAMP」の特別な楽しみ方をご紹介します。
山林や竹林に囲まれ美しく整備されたウッドデッキエリアに、スノーピーク社製「ランドロック」のテントを常設(テント内エアコン完備)。食材の買い出し不要なBBQ付プランのほか、敷地内の古民家「きのえねomoya」で日本酒と本格的な二十四節気料理を味わうのもおすすめです。敷地内にはシャワー設備があり、近隣には温浴施設も。初心者の方でも手ぶらで気軽に楽しめるキャンプ施設です。
敷地内の蔵元直売所「きのえねまがり家」では、代表銘柄「甲子」のさまざまな種類の日本酒を購入できます。市場では流通量が少ない、珍しいお酒にも出会えるかもしれません。300mlの小ボトルを複数購入したら、昼は澄み渡る青空のもと、夜は満点の星空に抱かれながら、日本酒の飲み比べ体験を。醸された土地で、造りによって異なる味わいの違いを吟味する時間は、きっと格別です。
敷地内にある「きのえね農園」で無農薬栽培された食材を用いたオリジナル食品や飲料、甘酒や粕漬に使える蔵元の酒粕など、この場所ならではの商品が購入できる点も「きのえねまがり家」の魅力の一つ。まがり家セレクトの日本酒にぴったりなおつまみもご用意しています。デッキでBBQやお酒のお供に、旅の思い出としてお土産にもどうぞ。
代々飯沼家の当主が住み継いできた築300年以上の母屋を改修した、日本酒と二十四節気料理が味わえる懐石レストラン「きのえねomoya」。この店舗でしか味わえない特別な純米大吟醸酒や、酒蔵ならではの季節料理、歴史が刻まれた建築など、「酒蔵に泊まる」体験をより深く堪能したい方におすすめです。
きのえねSAKECAMPの敷地横には、木々の間を散策できる小道があります。5分ほどで周れる小さな散歩道ですが、高い木々に覆われており、耳をすませば、小鳥のさえずりやそよぐ風音が心地よく聞こえてきます。酒蔵の静かな朝に、コーヒーを片手に散策してみるのはいかがでしょうか。
蔵元のことや酒造りに興味がある方は、敷地内の「ビジターセンター石炭小屋」へ。酒造りに使用されていた樽を再利用した展示スペースで、酒造りの工程や蔵人、飯沼本家の歴史等についてご紹介しています。毎月第四日曜日には「きのえね朝市」が行われ、地元の人気店が多数出店するマルシェとして多くの人で賑わいます。